ベトナム外国人留学生 国民健康保険の減免申請

2020/6/4 大阪市淀川区役所

・ユニオンの文化交流活動や外国人技能実習生の通訳などで活躍してもらっているベトナム人関西大学留学生のMさんの訴えで国民健康保険の減免申請に淀川区役所に訪れました。

・彼女はDドラッグストアーにアルバイトとして勤めていました。しかし、新型コロナ感染により事業縮小がはじまり、結局1月末に辞めてしまいました。このことは契約上問題があるのですが、そのためアルバイト料がゼロになってしまいました。 その上、春学期のために45万円ほどの授業料が必要になり、ベトナムからのわずかな仕送りだけとなり、国民健康保険料を支払うことができなくなりました。そのため、保険料の遅滞が続き保険証が没収される直前にまで至っていたのです。

・区役所の国民健康保険課の職員は、この実態をていねいに聞き取り、コロナ禍における減免が可能であり申請の手続きをすぐにするように説明してくれました。おそらく、決定通知が来ると思われますが、その後、6月から最低に近い保険料を支払えば済むことのなるのではないかと思います。まだ決定されていませんが、大変ていねいに説明していただいた職員さんには本来の大阪市の福祉行政の精神が流れているのだと感じとても気分の良い一日でした。

 

・同じくMさんの友だちの経理専門学校で学んでいるRさんもアルバイト減により生活が厳しく2019年度の保険料を滞納し6万円ほどあったのですが、とりあえず3,000円づつ支払っていくことになりました。彼女の場合は医者にかかるケースがあり保険証がなければ大変なことになっていたのでとりわけ喜んでもらえました。(写真)

 

・どちらも、しばらく日本で就職したいとのこと。当面しのげるようになったので良いサポートになりました。