学生アルバイトの労働条件の確保について業界団体に要請/厚労省・文科省

コミュニティユニオン全国ネットワーク メール通信 2016/1/7

・厚生労働省は、このたび、文部科学省と連携して、学生アルバイトの多い業界団体に対し、労働基準関係法令の遵守のほか、シフト設定などの課題解決に向けた自主的な点検の実施を要請しました。

・また、この要請に先立ち、厚生労働省は、一般社団法人日本経済団体連合会、日本商工会議所、全国中小企業団体中央会に対しても労働基準関係法令の遵守や、シフト設定などの課題への配慮について要請しました。

・これらの要請は、今年8月下旬から9月にかけて実施した「大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査」の調査結果を踏まえ、学生アルバイトの労働条件の確保に向けた取組強化の一環として行ったものです。

・この調査では、労働条件の明示が適切になされなかった、準備や片付けの時間に賃金が支払われなかったなど、労働基準関係法令違反のおそれがある回答がありました。また、採用時に合意した以上のシフトを入れられた、試験期間にシフトを入れられたなど、学業とアルバイトの適切な両立への影響が疑われるものもありました。

・厚生労働省は、今後も、大学生などに対する労働基準関係法令の周知・啓発や相談への的確な対応など、学生アルバイトの労働条件の確保に向けた取組を強化していきます。

 【要請の内容】

1 労働契約の締結の際の労働条件の明示、賃金の適正な支払い、休憩時間の付与などの労働基準関係法令を遵守すること

 

2 学生の本分である学業とアルバイトの適切な両立のためのシフト設定などの課題へ配慮すること

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コメント: 1
  • #1

    茨木のマスケンさん (火曜日, 12 1月 2016 11:07)

    関ユニ(関西アルバイトユニオン)の皆さん出番ですよ!
    地域の労働組合との連携・協働も視野に入れて、ブラックバイト撲滅のために精一杯頑張って下さい。期待しています。