第8回「官制ワーキングプア―」コロナ禍、深刻化する雇い止め

2020/11/7 いっこうに進まない均等均衡待遇

・11月7日「官製ワーキングプアなくそう!大阪集会」がエルおおさかで開催されました。第8回を迎えた今年は、コロナ禍で従来の規模から少し減らしながらも、全国から多くの方が集まり熱い議論が行われました。

・とりわけ10月中旬に、5件の非正規職員の格差是正を求める最高裁判決が出された直後の開催となったことや、副題が「コロナがあぶりだした公共サービスの危うさとエッセンシャルワーカ」が示す通り直面する課題がテーマとなって、活動のヒントが多く得られた集会でした。

・非正規公務労働者の労働基本権を奪わないようにILO専門家委員会へ働きかけを行うことで日本政府に勧告が出された報告や大阪医大均等待遇を求める最高裁判決、郵政産業ユニオン20条裁判の報告は今後の課題が明確に示されました。

・生活困窮者相談支援窓口の職員体制の改善や大阪府職労からは、保健所、保健師の削減などエッセンシャルワーカーの労働実態が明らかにされ、保健所強化の課題も訴えられました。

・民間委託が進む学童保育の現場から堺市、守口からの報告がありました。民間委託先の業者が団体交渉を拒否、コロナ下で13人の指導員が解雇されたことに対して大阪地裁に解雇撤回、職場復帰を求める裁判を起こしました。堺の方でも業務委託後の指導員採用で質問をした人を採用拒否をするという事態が起こり、大阪府労働委員会に不当労働行為の救済の申し入れを行いましたが棄却され、中央労働委員会に再審査の申し立てが行なわれました。このような民間委託が進む中で起きてくる事案に対して、発注した自治体の責任を問いためにも公契約条例の制定が何よりも求められています。

・「ヤマハ英語講師ユニオン」の活動リーフレットには、分かりやくユニオンの役割が示されていて参考になりました。委託契約なのに個人事業主でもない契約と労働の実態の異なることで引き起こされる様々な不利益を、ユニオンの立ち上げで安心して働ける環境を目指して解決してきたことが示されています。

・集会総括の時間に、北海道学園大学の学生に働く悩みの相談は誰にするのかと質問したら、親とか周りの人にとか回答したが、労働組合と回答した学生は一人だけであったと紹介されていました。

 

・働く悩み相談に労働組合が結びつかない現状は深刻ですが、この集会で取り組まれているように各現場の課題を丁寧に拾い上げていく姿勢が困難な状況を突破していく唯一の方法になると確信しました。

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