福井高校で「過労死防止・ワークルール」の出前授業

府立福井高校の1年生グループ学習 2018/10/12

 

『僕の夢』

大きくなったら、ぼくは博士になりたい。

そしてドラえもんに出てくるようなタイムマシーンを作る。

ぼくはタイムマシーンにのって

お父さんのしんでしまう前の日にいく

 

そして「仕事に行ったらあかん」ていうんや

 

・2018年10月12日、府立福井高校の1年生の産業社会の授業のグループ学習で、50人の生徒たちに「過労死問題とワークルール」をテーマに出前授業を行いました。

・50人の高校生を前にした出前授業は、ユニオンのスタッフにとって初めてでしたので、しっかり耳を傾けてもらえるかどうか緊張して臨みました。授業の流れの中で、4人の小グループが一人ひとり意見を出しあって発表してくれたり、良い雰囲気ですすみました。

・若いスタッフのYさんが、過労死防止シンポジュームで発表された過労自死で父を亡くした「僕の夢」(中学1年生Mくん)という詩を読み上げて、高校生の気持ちに訴えました。そして、「過労死・自死」の原因が長時間労働による脳障害・心疾患によるもので、職場のハラスメント要素が加わり取り返しのつかないところに追い込まれていくということを厚生労働省の資料を使って説明しました。

・ワークルールに関しても、最低賃金・40時間労働・時間外手当・休憩時間・高校生のアルバイトの特徴をクイズ形式ですすめました。

 

・やはり、全国過労死を考える家族の会の寺西笑子さんの動画など視覚に訴えることが大切だと感じました。

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コメント: 1
  • #1

    佐野哲郎 (金曜日, 07 12月 2018 12:32)

    出前授業ご苦労様でした。高校生にとって働くことはアルバイトも含めて、近い将来に現実体験する事柄です。単に企業にとっての便利グッズの歯車としての労働力となるか、社会にとっても自分にとっても有用な役割を担いプライドを持って働けるか。知識として法律を知り、実践者から体験を聴いたりする学びはとても大事だと思います。これからも頑張ってください。