6月4日第5回口頭弁論が大阪地裁大法廷 60名の参加
第5回口頭弁論
・2015年7月提訴されて、1年間は口頭弁論が行われていましたが、その後約2年間は弁論準備という形で論点整理が13回にわたり非公開で行われていました。
・今回は、原告被告間でどのような主張が弁論準備においてされてきたのか、原告側弁護団の東弁護士が代表してパワーポイントで説明されました。久しぶりの法廷でしたが、約60名を越える傍聴者が参加し、その後の報告集会でも活発な意見が交換されました。
報告集会
・報告集会では、「欠格条項」で警備の仕事を失った男性が、国に賠償を求めて提訴した岐阜県の裁判報告や代理裁判の不当性を訴えている福山求償金裁判の原告団、札幌の鬼塚さんなど全国からの参加者の訴えもあり障がい当事者が起こしている裁判の課題も提起されました。
裁判の争点
・今後、裁判の争点は、塩田さんの公務員としての地位に関して、私たち原告は障害者雇用促進法に基づく任用を主張していますが、被告吹田市は地方公務員法の臨時的任用職員で任用終了と対立し、また多くの問題行動があったとする被告側の主張に対して、職場環境を含め障害者雇用に対する合理的配慮がされてきたのかについても原告は主張しています。
・また、雇い止めに関しての損害賠償についても双方は対立しています。次回証人尋問が7月2日(月)11時~16:30、第2回証人尋問は7月19日(木)13:30と裁判の山場をこれから迎えます。
・大阪地裁で、今年から始まった金属探知機による入庁者チェックのあり方も議論になり、とりわけ、車いすで傍聴する人に車いす用工具まで問題視しする在り方に批判の声が続きました。
・次回証人尋問は、7月2日(月)11時大阪地裁で16時まで行われます。これまで以上に傍聴者の参加が求められています。
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