「子どもたちに犠牲を強いる戦争」を考える講演と上映会

2018/6/2ジョンラーベ研究家の永田さんのお話し、南京事件を扱った「五月八月」上映

今夏の「戦争と平和展」

・2018年夏の「子どもたちと考える『戦争と平和』展in茨木2018」は、茨木市が主催する「非核平和展」に実行委員会として協力することになりました。

・茨木市役所西玄関ロビー「高校生が描いたヒロシマ原爆の絵画」、南館玄関ロビー「戦意高揚ポスター(複製)」の展示を行います。未来を担う子どもたちにたくさん見てほしいと思っています。

・この「子どもたちに犠牲を強いる戦争」の講演と「五月八月」の上映は、今夏の展示に向けての費用をねん出するもので多くのみなさんにカンパいただきました。これからもよろしくお願いいたします。

 

中国の青年三名が取材に

・日中友好協会関係の若いネットスタッフが来られて、中国向けのユーチューブへの配信の取材をされていました。

・その中国の青年スタッフ、大学の日本青年と戦争や政治の話をすると気まずくなってしまう空気をどうすれば変えることができるのかと、いつも考えていると話されていました。私たちが考えなければならない課題ですね。

 

お話していただいた永田喜嗣さんFBより

【講演会のご報告とご挨拶】

・土曜日の講演会は沢山の人に来ていただいて、とても嬉しかったです。

・参考上映された映画『五月八月』は日本で上映されていない南京事件を主題にした最後の劇映画作品です。

・僕は全く幸運です。『南京!南京!』、『ジョン・ラーベ南京のシンドラー』、『金陵十三釵』、そして『五月八月』と未公開だった作品の初公開という歴史的瞬間に全て立ち会うことが出来たのですから。

・今回も作品に関しての解説、そして映画における子どもと戦争の関係について話すことが出来ました。

・来場者のみなさんも熱心に最後まで聴いていただけて感謝でした。

・戦争へと子どもを追い込んでゆくのは何かということについてより多くの時間を割きました。

・高畑勲の『火垂るの墓』を例にとっての話や、今井正監督の『海軍特別年少兵』、木下恵介監督の『二十四の瞳』など、全体主義やファシズムと市民としての大人の共犯関係、それによって起こる子どものへの影響について考察し、昨今問題となっている森友学園の問題(教育機関としての)にも触れました。

・僕としては戦争映画と子ども、戦争そのものと子どもについて話したのはこれが初めてことでしたので良い経験にもなりました。

・話しきれなかったこともあるので、その辺はここFBで補足としてまた書こうと思います。

・子どもたちと考える「戦争と平和」in 茨木実行委員会のにみなさん、茨木市のみなさん、そしてドキュメンタリー制作のために取材に来てくれた親愛なる中国人留学生の皆さん、本当にありがとうございました。

・機会があれば、また、このテーマでお話をさせていただきたいです