過労死等防止対策推進シンポジウム・胸をえぐられる家族会の言葉

2016/11/11 @グランフロント大阪

▶︎子どもやお連れ合いを過労・過重労働で亡くされた家族会のお話を聞いていると、他人である私でさえ、その理不尽さ、怒り、悔しさ、悲しみが込み上げてきます。▶︎その原因が、長時間労働、過重労働、ハラスメントにあり、結果、うつ症状につながり自らいのちを絶ったり、脳疾患や心臓疾患に陥り死につながることが、年ごとに解明されています。今日のシンポジュウムの報告においても、その因果関係が科学的に証明されているとの報告がありました。そして、2014年11月に過労死防止法が施行されているのにもかかわらず、電通事件のような過労自死が後を絶たず、目立つような改善見られないのは何故なのでしょうか。▶︎そのひとつに、企業・事業所への労働行政の指導の不十分さと、職場に労働組合が存在しないからではないかと思います。過労死防止法の周知を責務としているのもかかわらず、青年に対する「労働法」教育が公教育でまったくなされていないことも原因の一つにあるように思います。▶︎ユニオンとして、過労死防止の行動をおこさなければならないと強く感じました。そして、24時間、いつでも相談できる体制を作らなければならないと改めて感じるシンポジウムでした。