京都放送労組の春闘→派遣の直接雇用制度を新設・改悪法施行下でも成果

CUNNメール通信 2016/9/5

・ 京都放送労組はこのほど、自社で働く派遣社員について、直接雇用する制度をつくるとの回答を引き出した。構内労働者全ての賃上げをめざして取り組んできた今春闘の成果だ。

・ 春闘では、正社員はベア185円、常勤アルバイトなどは時給1069円の回答を引き出していたが、派遣社員についてはゼロ回答だった。このため組合は、派遣社員の時給アップに執着して交渉を継続していた。このほど会社は、「派遣社員の組合員が会社に直接雇用の要求を出すなら、それに答える」と回答した。KBS(京都放送)の直用(常勤アルバイト)は、時給と交通費、慰労金、福利厚生面を合わせれば、派遣社員より優遇されている。雇用期間も派遣と直接雇用を組み合わせれば、現時点では少なくとも6年半近く働くことができる。

・ 派遣先への直用化実現は、組合未加入の派遣社員に大きな波紋を投げ掛けた。組合が加入の呼び掛けをしたところ、さっそく2人の女性社員が加入した。女性社員は「私が派遣先に雇われるなんて信じられない」「賃金が上がり長く勤められるのはうれしい」と喜んでいる。

・ 去年、「改正」派遣法が成立した。派遣労働者は、3年ごとに仕事を失うリスクを負ったり、賃金の低いままの生涯派遣を強いられたりするという不安が大きかっただけに、今回の直用化制度は全国的にも注目を集めるものだ。

・ 当初、強く抵抗していた会社の姿勢を変えさせた要因について、組合は「構内に働く全ての労働者の賃上げに執着したこと」「過去にも直用化で成果を上げてきたこと」を挙げている。

 

・ 組合は今後、この直用化制度を使って派遣社員の組合加入を一層強めることにしている。

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