働き過ぎで疲れている知り合いに声をかけよう!仕事を休みなさいって

過労死防止センター大阪が設立されました

・3月13日「過労死防止センター大阪」の設立総会の場で、全国の過労死遺族たちの思いを代表する、すばらしい詩が紹介されました。「ストップ!過労死 100万人署名」の署名用紙にも載せられていた、父親を過労自殺で亡くした、当時小学校1年生だった「マー君」の「僕の夢」という誌です。わずか数行の詩の中に込められた遺族の思いを、過労死問題の本質を感じとられずにはおられません。

   〈ぼくの夢〉

    大きくなったら   ぼくは博士になりたい

    そしてドラえもんに出てるような   タイムマシーンをつくる

    ぼくはタイムマシーンにのって

    お父さんの死んでしまうまえの日に行く

    そして「仕事に行ったらあかん」いうや

 

【イチローではなくチームで成果を上げる仕事を(記念講演から)】

レーニンは「未来は青年のためにある」といい、カストロは「人間にとって重要な資本は金ではない 人間こそが資本だ」と言った。

・うつ病は自殺の最大原因は「夜型生活スタイル」にある。眠っても疲れが取れない人が4人に1人もいる。毎日の残業がその原因だ。寝不足と遅い夕食が「心臓病・糖尿病・高血圧」を発症し、心と体の疲れが取れない状態が続き、不定愁訴にはじまり「うつ病」へと進行し過労死、過労自死につながっていく。

・全社員にイチローをしいてきた屈強な海兵隊ですら病気は避けられない。
・個人プレイのイチローではダメだ。企業全体で効率を上げるというスタイルに変えなくてはならない。成績主義が過労死を招くと言っても過言ではない。
・うつ病は自己評価を下げ、会社に迷惑をかけ、みんなに迷惑をかけているというマインドコントロールを取り除かなければいけない。自己中心で過剰な自信家のパワハラ上司、仕事は部下へ丸投げ、成功は自分に、失敗は部下へという悪循環を断ち切らなくてはならない。
・社員の健康は企業の宝である。うつ病を理由に解雇はできない。3年の復職支援でうつ病の回復は80%以上だ。1ヶ月で安定するので最初のサポートが大切だ。
・それではどんな職場がいいのか。一人ひとりが植木等のようにいい加減、仕事が生きがいでは無く、人生を楽しむために働く、そして、失敗が許される職場、愚痴が言える職場が大切だ。