ワークルール出前授業で定時制高校、前向きに検討

2020/5/18 茨木工科(定)春日丘(定)に申入(NPO労働と人権サポートセンター)

・NPO法人労働と人権サポートセンター大阪は、過労死防止のために過労死問題の啓発の必要性を訴えています。

・そのために、サポートセンターとして、2019年大阪府教育委員会高等学校課各校で過労死問題、ワークルール問題の授業をいっそう推進するように求めるとともに、出前授業で協力を申し入れました。また、大阪総合労働事務所にも同様の申入れを行いました。

・府教委も労働事務所も、網をかけて出前授業を実施することは困難で、必要な高等学校に直接申し出てすすめる方が良いのではという流れになりました。

・サポートセンターに組織加入している私たちユニオンは、2017年から府立福高校の依頼を受け、産業と社会という教科の中で「過労死問題」「ワークルールル」「共に生きる」などをテーマに出前授業に取り組んでいます。

・今年度は、定時制高校の生徒を対象に出前授業をすすめていく報告を決め、コロナ禍の5月18日、茨木工科高校定時制と春日丘高校定時制に「ワークルール出前授業」の趣意書を届け、学校や生徒の現状を聞きました。

・4月から新入生にガイダンスを実施できずにいるのでどのような生活を送っているか、コンビニなどのアルバイトが増えて学習が疎かになっているのではないのかなど心配している。保護者の事業が立ち行かなくなり中途退学のケースも出てくるのでないかと心配しているとのこと。

・この出前授業に大いに期待している。休校の中で授業数の確保も必要だが、サポートセンター・ユニオンと相談してすすめたいとの意向を示されました。