スーパー中型小売店の団体交渉・・・時間外労働はあなたの勝手でしょ!

日本弁護士連合会、残業代ゼロ法案に反対のパンフレット作成

日弁連パンフレット


〈過労死ラインの時間外勤務〉

 

・ 3月に労働相談にきた彼は中型小売店に勤めている正規職員だ。タイムカードでの勤務時間は6時30分~16時までだが、実際には朝5時から20時まで働いている。

・ この小売店での暗黙の了解として正規勤務時間だけをタイムカードで打刻するらしい。朝の1時間、夕方以降の4時間の一日5時間の時間外勤務は記録されていない。もちろん、店長は働いていることを黙認している。ときどきは、早く帰るように言うようだが。

・ 公休日が1週間に2日あるのだが、担当部門の正規職員が、彼を含めて二人しかいないことから、心配で仕事に出ることがほとんどで、朝6時から13時ごろまで7時間ほど休日勤務しているという。もちろん、店長は現認している。

・ 単純に時間外と休日の労働時間を合計すると、1か月150時間を超えることになる。過労死ラインを時間外だ。

・ 何故、時間外に勤務をするのかについて尋ねた。「朝は商品の準備、夕方から夜にかけてはアルバイトとパートさんだけになり仕事が気がかりだった」と話すとともに、「自分を含めた二人の正規職員が夕方以降はいなくなるので心配だ」ということだった。

・ 彼は小売店が多忙になる昨年の年末暮れに職場に行けなくなり、メンタルクリニックで病気休職の診断書をもらった。

・ ユニオンに加入したのはこの3月。4月にはじめての団体交渉を行った。私たちユニオンは、過労死にいたる事例であり看過できないこと、勤務実態にそった解決をはかることを強く主張し、職場環境の改善をはかるように申し入れた。


残業代ゼロ法案でパンフレット作成・・・日本弁護士連合会

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コメント: 1
  • #1

    イコラ (火曜日, 21 4月 2015)

    今ー労働現場は、これです。くやしい=
    なんでみんな奴隷なの、この戦いー勝たねば!と思う、正社員でこれ!
    パートは、地獄!がんばれ!