民主労総全北地域本部訪日代表団と交流

・9月5日、韓国の民主労総(韓国民主労働組合総連盟)の全羅北道地域支部の訪日代表団7人との交流が、ユニオン事務所で行われました。

・2月、日東電工の子会社である韓国オプティカルハイテックを解雇された7人の組合員の雇用継承を求めて来阪されていた民主労組オルグと労組の遠征闘争団とユニオン事務所で交流と作戦会議を行いました。9月の全北地域支部との交流ははじめての企画でした。

・団長のソンさんは、50歳代の病院の労働組合所属、40歳代4人、30歳代2人の合計7人で、アジアスワニーの争議以来35年続く第26期の訪日団です。

・職種も公共運輸労組や公務員労組、金属労組の現代自動車労組と官民労働組合員からなっていて、7人の方の共通している点は、働き盛りのいわゆる「脂の乗り切った」メンバーということです。

・9月2日に関空に到着、6日までの4泊5日の日程は、港合同田中機械、全港湾関西地本や兵庫地域労組の交流など日韓労働者交流会が主でしたが、4日目の5日は午前中、宇治にあるウトロ平和祈念館を訪ね、淡路島に行く途中、ユニオン事務所での交流となりました。

・ユニオンから交流会に5人が参加、日東電工の抗議行動の報告では、茨木工場、梅田グランフロントのある大阪本社での団交要求書の受けとりを拒否しシャットアウトしていることを報告しました。また、2025年4月号の茨木市広報誌に掲載された「頑張る市内企業」コーナーに日東電工が掲載されていたことに対して、この会社が韓国で労働者を一方的に解雇し話し合いすら拒否していることを茨木市に伝え、ビジネスと人権を尊重して企業としての責任を果たすことを自治体にも訴えていることを報告しました。

・質疑の中で、白血病が韓国ピョンテク工場で起きていること(当然茨木工場も可能性がある)や、韓国オプティカルハイテックを解雇された労働者に対して反省文を自筆の日本語で書けば許すという屈辱的な対応を迫ったことなどの報告がありました。

・また、労働組合の仲間の名前に「同志(ドンジ)」をつけて呼ぶようです。仲間という強い連帯感が出るように感じました。

・ユニオンから交流を記念しプレゼントとして、摂津富田の清酒と「ユニオンプレート」を手渡しました。


 

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