株主である韓国OP労組支会長の株主総会会場への入室を拒否!

 

6月20日、韓国オプティカルハイテック(以下「韓国OP」)の100%親会社である日東電工の株主総会が大阪北ヤードコンベンションホールで行われました。株主である韓国OP労組のチェ・ヒョンファン支会長の入室を拒否しました。おおさかユニオンネットワークは、19日抗議街宣行動、20日株主総会包囲行動を繰り広げました。


株主総会包囲、連続行動

・慶尚北道亀尾(クミ)市の韓国オプティカルハイテックで、パク・チョンヘ副支会長の屋上闘争が続いています。風雨・暑さ・孤立感「息も詰まりそうな夏のくる前に終わってほしい」との思いに冷や水を浴びせるがような親会社日東電工の人権無視の在り方に支援の仲間の怒りは爆発寸前です。

・おおさかユニオンネットワークと支援するグループが、6月19日、茨木工場の早朝街宣行動、グランフロント33階本社への申入行動、梅田北陸橋での市民へのアピール行動、そして、OP労組との交流を行いました。また、20日は朝8時30分から株主総会が開かけるグランフロント前で包囲行動を行いました。33階本社への団交を求める申入行動でも、扉を閉ざし居留守を使い社員が様子見するなど不誠実な対応に終止しました。

韓国OP労組の要求していること

1)ピョンテク工場で円滑な製品生産のために156人を新規採用(韓国OPの廃業から2025年3月まで)したにもかかわらず、解雇された韓国オプティカルハイテックの7人の雇用継承の要求は徹底して拒否しつづけています。その理由は7人が金属労組所属の組合員であり、金属労組に対する嫌悪感があるからでしょうか。

2)韓国オプティカルハイテック労働組合の雇用継承に関する国会聴聞会(5万人の署名要請による)を準備しています。日東電工の責任ある代表者が直接これに出席して誠実に答弁すべきではないか。

3)グローバル企業として日東電工は、人権に関わる国際規範に基づいて人権を尊重し、人権デュー・ディリジェンスの実施にステークホルダーのエンゲージメントを保障し、人権に対する負の影響を防止、救済する旨を同社の「人権基本方針」において明示しています。韓国オプティカルハイテック労働組合の組合員が工場屋上で日東電工の人権侵害と集団的解雇の問題解決を求めて520日目(610日現在)を迎えており、同問題の解決には雇用継承しかありえない。

4)日東電工の団交拒否は「OECDの責任ある企業行動に関する多国籍企業行動指針」に違反するとの問題提起を韓国及び日本のNCPに対して行っています。両国政府はこれを受理し、審査が進められています。日東電工は誠実に対話に応じるのかどうか。

韓国労働部、職業病発生の韓国OPオプティカル実態調査へ

・雇用労働部ピョンテェク支庁は6月25日、韓国OPでの職業病被害発生事件と関連し現場での実態調査を始める明らかにしました。調査は1か月にわたって行われる予定。

・金属労組は6月18日、中部地方雇用労働庁の前で白血病被害の労働者と一緒に記者会見を開催し、職業病の被害事実を明らかにして労働部の調査を要求しました。被害の労働者は韓国日東オプティカルで23年間働いていて、作業中にトルエンなどの有害物質を扱い、昨年12月に慢性骨髄性白血病の診断を受けました。被害労働者は今年の4月、勤労福祉公団に労災申請を行っています。

・金属労組が確認している韓国OPの職業病被害者は、最低3人となっている。3人の白血病被害者のうち、今回労災申請をした被害者の2人は、労災申請に至らなかった。〔原文のまま〕

・100種類の有害な化学物質を使っていて、数百トンのトルエン、ホルムアルデヒドなどを扱っている問題もあるが、これまでしっかり調査されていません。労災隠しの状況もあるので、現場立入りが必用だと強調しています。

【支援するグループ】

ガンバ大阪公式戦で日東電工抗議街宣

 

・6月21日、7月20日、ガンバ大阪のオフィシャルパートナーである日東電工に対して、公式戦のある万博で1万人以上のサポーターに対してアピール行動を行いました。

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