非核への強い思いと平和を伝えることができた夏のとりくみ

2018/7/31~8/3『非核平和展』in茨木 「被爆者から聴き取った原爆の絵画展」「戦意高揚のポスター・チラシ展」

2018年の『非核平和展』

・子どもたちと考える「戦争と平和」in茨木実行委員会は、過去、4年間、茨木で活動してきました。展示するための運営費をまかなうために「南京のシンドラ―」「金陵十三釵」「五月八月」など南京事件を扱った上映会にとりくみ、夏には「戦争と平和」展を主催してきました。

・ユニオンはこの実行委員会に事務局として関わっています。

・2015・2017年の2回、茨木市から後援を得て「戦争と平和展」にとりくんみましたが、開催場所のローズWAMのワムホール(地下1階)に、市民が集まることは至難のことでした。

・2018年開催に向けて、茨木市と協議しながら良い方向を探ってきました。市民文化・男女共生課と意見交換を重ね、茨木市が主催する『非核平和展』に実行委員会が協力する形となりました。

 

700人の市民のみなさんが立ち寄られました

・「被爆者から聴き取り描いた絵画」と戦争中の「戦意高揚ポスター・チラシ」を展示することになりました。

・絵画は広島市立基町高等学校の協力を、そして、ポスター・チラシは府立学校教員が授業で使っておられるものをお借りしての展示会となりました。

・市役所北館で「絵画展」、南館で「戦意高揚ポスター」「子ども向け絵本」を行ない、立ち寄っていただいた市民お一人おひとりにパンフレットを700枚お配りすることができました。子どもさんや若い人たちの参加が少なかったことが反省のひとつですが、これまで2回になく、大勢の市民のみなさんに見ていただいて良かったと思っています。

 

絵画を描いた広島市立基町高校の宇都宮未来さん(現金沢美術工芸大学)大学生のお話‥‥参加者からの感想

・「広島」「長崎」での、平和教育は、やはり特別な意味があると思いました。見たこともない被曝被害を証言者から聞きとって絵画にする、すなわち「見える」化する作業の大変さを改めて思いました。当時のトラックのありようを資料で探したり、細かい記憶を思いだしてもらうことなど、本当に気が遠くなるような作業だったこと知りました。被曝証言者も強烈な印象は強く残っていても、背景や細かな風景は記憶に残らないだろうと、想像できます。お互いに手探りのような中で、絵を描くという表現につなげていく期間も一年がかりという大作でした。観る人の心を打つと思いました。素晴らしい平和をつなげていく取り組みだと思いました。