9-10(土) 高校生のアルバイト調査から 見えてくること

労働・子どもサポートのためのアドバイザー養成講座 ① 2016/9/10 18:15 ~ ユニオン事務所

 

2015 年度、労働相談アドバイザー講座で「労働契約」「相 談から解決」「ワークルール」「ブラックバイトと労働協約」「コ ミュニティ―ユニオンのめざすこと」を学びました。■今年度 は、現在の職場や労働の実態から、個別相談の解決や職場の労 働条件改善へのアプローチの方法を探ります。

 

 

 

〈「労働法」講座の予備アンケート〉

 

 ・「総合的な学習の時間」で労働法の講座を担当。 ・授業の基礎資料として、生徒対象に実施したアル バイトアンケートの結果は、労働三権、労働組合、労 災保険については「意味も知っている」が30%を下回 り、決して高くない。 ・特に日本国憲法に明記されている労働三権を4分 の 1 の生徒が「まったく知らない」と答えている。 ・そして、認知度が著しく低かったのが労基署、労働 条件通知書、解雇予告手当で、いずれも「意味も知 っている」が 10%前後にとどまっている。アルバイト経 験のある生徒でも半数が「まったく知らない」と答え ている。

 

〈高校生のアルバイト目的とアルバイト職種〉

 ・職種は多岐にわたっているが、居酒屋、コンビニ、ファミレス・ファストフード、スーパーが 4 大 業種。牛丼屋、ガソリンスタンド、カラオケボックスは意外と少なかった。 ・その中で、テレアポの8人が目を引く。テレアポの時給はいずれも 1000 円を超えており、高校 生のバイトとしてはかなり高い方だ。しかし仕事はきつい。 ・昨年の例だが、「11連勤して 1 日休み、その後 8 連勤がしょっちゅうあった」という回答もあっ た。