最低賃金883円(大阪府の場合)を地方最低賃金審議会に提示

全都道府県で20円を超える目安額となっており、引上げ率に換算すると3.0%

▼ 2016年6月14日に開催された第45回中央最低賃金審議会で、厚生労働大臣から今年度の目安についての諮問を受け、同日に「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会」を設置し、4回にわたる審議を重ねて取りまとめた「目安に関する公益委員見解」等を厚生労働大臣に答申し、地方最低賃金審議会に示しました。

▼ 都道府県の引上げ額の目安は、Aランク25円、Bランク24円、Cランク22円、Dランク21円です。

▼ 今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域における賃金実態調査や参考人の意見等も踏まえた調査審議の上、答申を行い、 各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなります。目安額どおりに最低賃金が決定されれば、大阪は883円(2016年10月ごろから)となります。

 

▼ 最低賃金が時給で決まるようになった2002年度以降で最高額となる引上げで、全都道府県で20円を超える目安額となっており、引上げ率に換算すると3.0%(昨年は2.3%)となっています。