高槻市 AET・スーパーバイザーを雇い止め

劣悪な住居からの退去をめぐり発覚した事実   家主が市教委幹部!?

なんで廃止にするの?

WHY AETs no more

わたしたちは高槻の子どもたちと交流を続けたい

姉妹都市オーストラリア・トゥーンバ市からの英語指導助手は廃止ではなく継続を!

AETスーパーバイザーの不当雇い止めは撤回を

 

★3月11日、大阪ユニオンネットワークに結集する労働組合・労働者が「15春闘総行動」最後の目的地である高槻市役所前に結集しました。そして、高槻市および高槻市教委に対して「英語指導助手・AETの雇い止め」の断念を迫る抗議行動をおこないました。

 

高槻市は、オーストラリアのクイーンズランド州にあるトゥーンバ市との間で姉妹都市契約を結び、その事業の一環として、約20年間にわたってAETを招聘してきました。

招聘にあたっての条件として、高槻市教委幹部所有の住宅への入居を強制し、「家賃の支払いを拒否すれば雇用契約を解除する」と脅されていたのです。そして、強制的にあてがわれた住居は、築40年の老朽化したアパートでした。住環境は酷いもので、トイレの水漏れ、入り口のドアがしまらない、水回りはカビだらけなどなど・・・。

▼AETたちは、これまで何年間も高槻市とトゥーンバ市に住環境の改善を再三求めてきました。しかし、その声は届かず無視され続けたのです。それに耐えかね、地震による家屋倒壊などを危惧したAETが昨年5月に一斉に転居しました。

そのことに激怒した大家である市教委幹部は濱田剛史市長に怒鳴り込みました。その結果(裏で何が起こったのか不明ですが)、両市は突然、AET派遣と雇用を一方的に中止し、AET全員とAETスーパーバイザーを雇い止めにするという暴挙に出たのです。

 

この事件の発端は、AETが再三再四住居の改修要求をしたにも拘わらず、高槻市長・トゥーンバ市長・市教委幹部の大家が改善要求を黙殺し無視し続けたために、AETが我慢できず市教委幹部が所有する住居(アパート)から転居したことから始まりました。

そして事件は予期せぬ方向へ展開していったのです。両市の市長は、雇用契約の完全履行や労働条件の改善をめざして労働組合(ゼネラルユニオンと北大阪合同労組)に加入した組合員を、全員雇い止めにするという報復を強行しました。国際交流や「高槻の教育」を標榜しながらの自治体・立場を利用したこれらの不当労働行為は極めて悪質です。教育への信頼回復のためにも、すべてのAETの雇用と人権回復を目指すべきです。

この事件は、労働問題だけでなく人権問題であり社会問題です。勝利に向けてがんばりましょう!