「慰安婦」は強制ではなかったという木本保平市長発言を許さない集会

日本軍「慰安婦」問題をどう考えるか

 ・ 安倍首相、日本維新の会、茨木市長、NHK会長などに通底する主張・立場について資料を用いながら丁寧に話されました。

・ 韓国、世界各国からの批判、世論をかわし「慰安婦」問題についての日本政府の責任をないことにするどころか正当化しようとする、さらには「慰安婦」にされた女性たちをセカンドレイプするような数々の暴言。日本の政治家の貧困な精神が露わにされる吉見さんのお話でした。

・ 「慰安婦」は強制ではなかったという問題については、女性たちが暴力、誘拐、甘言で連れ去られようがその後強制的に性奴隷として扱い彼女たちの人生を奪ったことは紛れもない事実であることを強調されました。数々の資料には軍の関与を示すものもあります。

・ また、木本市長との公開討論会が流れた経緯については女性のパネラーを入れないという木本市長側の姿勢に原因の一端があるようにも思いました。

・ この件について木本市長側の藤岡信勝氏は自身のブログで「男性と女性がこの問題で討論しても最初から「9対1」くらいのハンディがついていて、お話になりません」と書いています。「慰安婦」問題は全女性の人権と尊厳の問題です。

・ この問題に女性を排除することは例えば黒人の差別問題に黒人の意見を聞かず白人だけで議論するのと同じくらい愚かな行為だと思います。現在の日本は歴史を逆行するような流れになっていますが、真実をしっかり伝えていけるように、それがもうすでに亡くなられた方も含めて「慰安婦」だった人たちへの日本人としての責任だと改めて感じました。

★「慰安婦」問題はアニメにもなっています。
Herstory-Japanese

http://www.youtube.com/watch?v=aEm6VYRjmCM