2021/12/7 テレビ朝日
・製薬会社「龍角散」の元部長の女性が解雇の無効などを求めていた裁判で、会社が解決金6000万円を支払うことで和解が成立しました。 ・訴状などによりますと、龍角散の元法務担当部長の50代の女性は2018年、「忘年会で社長が女性従業員にセクシャルハラスメントをした」という情報に基づいて社内調査などを始めたところ、突然社長から自宅待機を命じられ、翌年に解雇されました。 ・元部長は解雇の無効などを訴え、東京地裁に裁判を起こしていました。 ・裁判では9月に社長が出廷し、「女性従業員に感謝の意味を込めてハグや握手をした。もし嫌なら逃げるはずだし、ねぎらいの意味だった」などと述べ、セクハラを否定していました。 ・関係者によりますと、今月1日、会社が元部長に解決金6000万円を支払うことなどで和解が成立しました。 ・元部長の弁護団は「解決金は定年までの給与にあたる額であり、実質的に解雇無効の主張が認められたと評価している」とコメントしました。 ・一方、会社側は「当社の主張は従前より一貫しておりますが、諸般を考慮し和解に応じました」とコメントしています。
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