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大阪の最賃992円に

2021/7/20 中央最低賃金審議会、全国一律28円アップに

■大阪の最低賃金992円に

・7月14日、中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)は、2021年度の最低賃金の目安を前年度比28円(31%)引き上げ、全国平均で時給930円にすることを決めました。10月から大阪府は964円から992円に引き上げられますが、1,000円に届かない結果となりました。

・28円引き上げられたので、フルタイムで1カ月働くとして(170時間/月)、28円×170時間で、4,760円アップされることになります。支給総額は168,640円になります。それでも、一人世帯の場合であれば、家賃や所得税、社会保険料などを引かれると8万円ぐらいしか手元に残らないので日々の生活は大変厳しいことになります。

・全国一律28円のアップで地域差は依然として埋められませんでした。沖縄や秋田は東京に比べると時給が221円も低くなっていますので、この差を埋めることが大きな課題です。

■シフト削減されたら、すぐユニオンに!

 

・2000年から実質賃金が減少し続けているにもかかわらず、最低賃金が1.4倍に伸びているのをどう捉えれば良いのでしょうか。40%を占める非正規の労働者の時間短縮やシフト削減で、最低賃金が上がっても実質的に減っているのが理由だと思われます。

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コメント: 1
  • #1

    Y (木曜日, 02 3月 2023 00:10)

    今1,000円超えてたなと思ったら昔の記事でした