塩田和人さんの雇用などで、吹田市と交渉

吹田市大山福祉部長は、冒頭塩田さんに対して「裁判で解決するのは不幸であった。裁判にならないように合理的配慮や人権を配慮しなければならない。市役所に思いを持っていただいて有り難いと思う。」と回答

・昨年12月24日、応援する会(ユニオンも一員)と行政担当者との話し合いには、吹田市役所の大山福祉部長はじめ福祉部のオールキャストが出席しました。新しく就任した大山部長の姿勢は従来の担当者とは違った対応でした。「私は法制部局、秘書室と現場と離れたところで勤務してきたので、現場の状況を知りたい。」と言われたのが印象的でした。

・大山部長は、冒頭塩田さんに対して「裁判で解決するのは不幸であった。裁判にならないように合理的配慮や人権を配慮しなければならない。市役所に思いを持っていただいて有り難いと思う。」と回答し、また、昨年年度以降に作られた障がい福祉計画や障がい者雇用等の新たな取り組みは、昨年の和解条項の内容が反映されるべきだと指摘したのに対して、「先ずは、和解条項ありきで真剣に取り組む義務があると考える。」と答えました。

・障害者雇用率が下がっていること、庁内実習は検討中、メイシアターの点字ブロックの敷設や「障がい者(児)福祉のてびき」に障がい者関係各団体の連絡先が削除など、後退することばかり。この「後退する障がい者施策問題」について大山部長に問いただすと、「コロナ禍の状況で会議が十分にできていなかった。また、メイシアターのバリアフリー問題に関しては当事者の意見を反映できていなかった。合理的配慮とは何かを担当部門と話し合い必要な措置をとっていきたい。」と回答しました。

・大山部長は、「みなさんと情報共有できる場を作っていきたい。私一人でも出かけて話し合う機会を作りたい。合理的配慮の理解が職員全体に浸透できるようにしていきたい。」と非常に前向きに回答しました。

・最後に塩田和人さんが「吹田市での障害者就労をもっと進めてください。」と締めくくりました。

・ユニオンがとりくんでいる北摂で実施している障がい者雇用の調査が他市でも実施されるとそれぞれの地域の課題が明らかになっていきます。今後調査地域の拡大をめざしたいと考えています。