学習サポート 3年生お別れ会

・今年も二人の卒業生の送る会を3月20日に行ないました。・コロナ禍での茨木市チャレンジ企画(茨木市提案公募型公益活動支援事業補助金2020年度)のとりくみでひとり親学習サポートの月謝を3月まで引き下げてきましたが終了しました。

〈3年生を送る会の一コマ〉

・3年生のNさんは小学生の5年生から、Sさんは中学2年生から勉強会に参加しています。

・この1月からは平日の数学と英語のほかに、毎日曜日理科と社会を中心3時間も勉強してきました。先生たちとの信頼関係も深まり、いろいろ相談できる関係になって、それぞれ、希望する公立高校を高い競争率を跳ね除けて合格しました。

 

・参加されたサポーターの先生からお祝いのことばを受け、参加してくれた卒業生のKさんは、高校で自分の良さを発見して頑張っているとの発言があり、この4月に3年生になるYさんも二人が頑張っている姿を見ているので自分も頑張りたいと話していました。

 

■学習サポートを卒業して・・・ N Sさん 

・ぼくは、このwithYOUに来てよかったと思います。姉と兄がいて、二人とも通っていたので、ぼくも通いました。小学校高学年から通っていて、最初はちゃんと来ていましたが、慣れてくると遅れたり、遊び優先でさぼることもありました。でもさぼると親にすごく怒られたので、さぼらずに行こうと決めました。

・ぼくは勉強があまりできなくて、できたとしても続きませんでした。先生たちに、勉強のコツなど教えてもらうと、日に日にできるようになりました。withYOUの先生たちの教え方は、わかりやすくて勉強に少し興味を持ちました。

・ぼくが好きな教科は社会です。理由は、日本の歴史や経済、外国について知るのが楽しかったからです。勉強中、英語の教科が煮詰まると、好きな社会に変えて、頭をフル回転させました。

・中学校では、英語が増え、とても難しくて全然できなかったけれど、先生たちは、わかるまで教えてくれて、すごく助かりました。

 

・入試が終わって、もう来ることは減ると思うけど、中学3年生まで続けられたのは、勉強しやすい環境と、雰囲気と、先生たちの教え方のおかげだと思います。ここに通ってよかったです。

 

教える側として戻ってきて

望月優衣 

・私は中学生の頃、学習サポートでお世話になっていました。そして大学生になり、教える立場として関わらせていただくことになりました。

・私が英語を担当している生徒は、始めは英単語も全然知らない、英文の初めの文も大文字で書かないという様子でした。

・説明したことをなかなか理解してくれなかったり、集中力が途切れてしまうことも多かったです。

・どうすればうまく理解してもらえるのか、やる気を出してくれるのかと考える日も多かったです。

・ですが、1年近く一緒に学習していく中で、徐々に彼らの知識も増えていきました。

・学習面だけでなく、学校や部活の話もたくさんしてくれるようになったときは嬉しかったです。

・また、部活後に来るため、思うようなペースで進むことは難しかったですが、少しでも意欲的になってもらえるように、ただ問題を解くだけではなく、少し工夫をすることも大切だと感じました。

・私は将来、小学校教員になりたいです。

・一年間の学習サポートを通して、一人ひとりに向き合い、親身になってくれる先生になりたいと感じました。