学習サポート 4月新しいスタート

ひとり親家庭の学習サポート こうほう茨木4月号 募集記事掲載

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〈2017年度〉

小学生3名、中学生新たな3名を迎えて10名でスタート

 

〈茨木市での子どもの貧困支援〉

・「子どもの貧困」と言われて久しく、それぞれ行政や民間・NPO組織が、いろいろな角度からとりくんでいます。

・ユニオンのある茨木市でも、生活福祉課が民間委託して「生活困窮者家庭の子ども」をターゲットにし、市内を5ブロックに分けて「食育と学習」をサポートして2年がたちます。私たちユニオンは社会福祉協議会と業務提携して、茨木西地区・春日での学習支援のサポーターの仕事を受け持ち、週2回の夜の学習会に参加しています。

・また、昨年から特定非営利活動法人「茨木子ども食堂」が市内5か所で月1回開催されています。茨木のど真ん中でとりくまれている「子ども食堂」(ローズWAM*第3月曜日)にボランティアスタッフとして参加するとともに、ユニオンのサポートする「ひとり親家庭の学習サポート」に参加している子どもたちも、学習の隙間に参加し、友だちと語らいながら夕食を取っています。

 

〈「子どもの貧困」をサポートすることは、家庭の経済的支援にもつながっている〉

・ユニオン設立当初、スーパーで早朝から働くシングルマザーの労働相談を受けた時に、経済的事情で子どもを学習塾に行かせることが厳しい、食事の準備もままならないとの訴えを受けて、学童保育の終わる小学生4年生から6年生、そして、中学1年生から3年生までの学習サポートにとりくみはじめました。今年度で5年にもなります。

・私たちは部落差別解放の運動や在日韓国朝鮮人の差別解放の闘い、そして、障がい者と共に生きる闘いなどにかかわりながら、多くのことを学んできました。いまこそ、私たちのコミュニティユニオン運動も、労働者の「居場所」だけではなく、「貧困」の中で学力が保障されてこなかったシングル家庭の子どもたちにターゲットをあて「子どもたちの居場所」として「学習サポートwithYOU」をさらに深化させたいと思っています。また、社会へ旅立つブリッジとしての役割、そして、社会の変革をめざす人々の形成のため助力したいと思っています。