日本労働弁護団からの緊急の要請(2015/6/9)
派遣法改正案 採決に応じないで下さい!
維新の党のみなさまへ
今回の派遣法案には多くの問題があります。
最近では専門26業務の派遣社員が首を切られるのではないかという新たな問題が生じています。
そして、何よりも、派遣社員を増やし、直接雇用を減らす内容になっています。
貴党の目指す「同一労働同一賃金」は重要ですが、法的義務付けがなければ実効性はなく、その確約が取れない段階で妥協をすべきではありません。
また、「同一労働同一賃金」が実現する前に、派遣法案を成立させてしまっては、低賃金の派遣労働者が増え、比べる対象であるはずの正社員がいなくなってしまい、仮に「同一労働同一賃金」が実現したとしても、もう手遅れになってしまいます。 やはり順番が逆だと思います。
是非、最後まで徹底審議の姿勢を崩さないでください。安易に妥協しない姿勢こそ、「実のある改革」を目指す貴党のあるべき姿ではないでしょうか。お願いします。派遣法改正案の採決には応じないで下さい!
Fax.06-4963-8801(大阪)
Fax.03-3595-7802(東京)
https://ishinnotoh.jp
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